Sさんは登山シーズンになると、大学時代の山岳部での体験を思い出します。入部時、主将から「山のことがわかるまで1年間は掛かる。それまでやめないと約束してほしい」と言われました。しかし、訓練や合宿の厳しさは想像をはるかに超えていました。
それでも何とか雪山登山に参加したときのことです。ヒマラヤから帰ってきた先輩から、「この先にはまだまだ面白い世界が待っているぞ。それを見ないで山を下りるのか?」と言いました。その言葉に胸を打たれて、Sさんは数々の貴重な体験をできました。
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社内では、
「今から面白くなってくるのに、ちょっとした挫折で諦めてしまう人が多いのは残念です。若者には、未知の世界を見るために、一歩踏み出してほしいと思いました」
「足元をおろそかにして、先を見てもうまくいかないので、バランスが大切だと思います。足元を固めながら、少し先の夢に挑戦していくようにしたいです」
「苦しさを乗り越えたときに素晴らしい景色や経験が積めると思うので、諦めて下山したり物事をやめてしまったりせず、環境を考慮しながら突き詰めていきたいと思います」
という意見が出ました。
つらいとき、私たちはつい足元ばかりを見てしまいます。しかし、少し目線を上げるだけで、その先に素晴らしい風景が広がっていることに気づくでしょう。前を見て、踏み出さなければ、そこにたどり着くことはできないでしょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀