今日の朝礼は「見極める」

2012年8月6日(月)

おはようございます。

本田技研工業株式会社の創業者本田宗一郎氏は、終戦直後、突然休業宣言をしました。1年間の休業の間は、将棋に熱中したり、お酒を飲み歩いたりという生活でした。周りの人も「真面目に働きなさい」と言いますが、それに対して本田氏は「世の中がどう転ぶかわからないときに、あわてて何かをするというのは大間違いだ。世の中がどんな方向に進むのかを、よく見極めてから動くことが正解だ」と答えたそうです。
そして、休業が終わった後、旧陸軍で使われていた小型のエンジンに目をつけ、それを自転車に取り付け大ヒット商品を生み出しました。これが世界のホンダの原点になりました。

社内では
「自分も40歳になっていろいろと周りの人の話を聞きながら、自分の今後の人生を見極めていきたい」

「本田宗一郎の考え方は以前耳にしたことがあったが、ここに書かれていることもまさに本田さんの考え方だな、と思った」
といった意見が出ました。

現代に当てはめると、めまぐるしく世の中が変わっていて、1年間も休業すると世の中がどう変わっているかわからない、という状況です。そんな中でも世の中を見極めていかなければ、生き残れないのも事実です。しっかりと情報を取捨選択し、精査し、素早く判断していかなければいけませんね。方法は違えど、本田氏の精神は引き継いでいかなければいきませんね。

今日は広島に原爆が落とされた日です。あれから67年が経ちました。原爆の怖さなんて知らない方が幸せかもしれませんが、同じ過ちを繰り返さないためにも、知っておくことは必要だと思います。
先日民放で「太平洋の奇跡ーフォックスと呼ばれた男ー」という戦争映画を観ましたが、やはり戦争はむごいものです。戦争を描いた映画や漫画や小説はたくさんあります。これらを通してでもいいので、戦争があった事実は学ぶべきですし、「こういうことがあった」という事実はしっかりと伝えていかなければいけないなと思いました。

今日も一日暑さに負けず頑張りましょう!!

月刊朝礼

『月刊朝礼』は、中小企業の「人づくり」を成功させる朝礼専門の冊子です。

1日1話で心の「歯みがき」。毎日の朝礼を社員教育の時間に。

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毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。