おはようございます。
東日本大震災から今日で2年9カ月が経ちました。復興には、まだ多くの時間と、日本人一人一人の協力が必要です。支援は目に見えるものだけではありません。毎月11日、あの日を忘れない日にしましょう。
社内では、
「震災直後は目立った支援がたくさんありました。そしてそれらは、本当に多くの人を救ったと思います。そして、今求められているのは、息の長い支援だと思います。息の長い支援は、支援自体を自分の日常の中に取り込まないとできないと思います。買い物の際に募金をする、東北産の食材を使う、毎日の仕事をきっちりとこなし、正しく税を納める……。毎日の行為で被災地を始め、日本全体を盛り上げていくことが重要だと思います」
「大きなリーダーシップを発揮し続けている人がいます。本日の『月刊朝礼』で紹介されていた『ピーターぱんクラブ』の山田和子さんです。何度かお会いさせていただいたことがありますが、山田さんは本当にホスピタリティーにあふれた人です。私も以前、パンをいただいたことがあるのですが、パンの包みの中に『ありがとう』というメッセージが入っていました。心がじんわりと温かくなり、とてもいい気持ちになれました。私も人の心を温かくできる人になれるよう、努力したいと思います」
「今、東北では『家』に関する訴訟が増えているそうです。簡単にいうと、『被災した家を修理して使う予定だったけれども、行政が解体をしてしまった』という争いです。被災者からすれば、いろんな思いが詰まった『家』でしたが、行政としては『迅速』な復興のために解体を行ったということのようです。『何をいまさら』ということではなく、物理的な被害が落ち着いた今だからこそ、出てきた問題ではないかと思います。物と心、両方の復興が求められていることを、あらためて考えさせられました」
という意見が出ました。
人間には「つらいこと」を「思い出」にする力が備わっています。これは日々を生きていくための本能です。しかし、つらいことを忘れ、それ自体をなかったことにしては、前に進むことはできません。つらくてもしっかりと過去を見据え、「今」自分にできることを考え、行動するしかありません。あなたの「今日」が、未来に続いています。
今日もみんなで「ついてる! ついてる!」