おはようございます。
最近は「受け流す技術」のことを「スルースキル」と呼びます。良くいえば「大人の対応」、悪くいえば「事なかれ主義」といえるでしょう。全てに全力で当たることはできませんが、全てをスルーするわけにはいきません。「自分は何を達成したいのか」を考えれば、「スルーする・しない」の判断をしやすくなります。何を流し、何を流さないのか。あなたは何をスルーしませんか?
社内では、
「スルーはする側も、される側もストレスが溜まります。する側は『好き放題いいやがって』と思い、される側は『提案を無視しやがって』と思います。話を前向きに進めるためには、相手を思いやることが必要です。一方的に主張をするのではなく、妥協点を一緒に探していける提案をすれば、スルーされることもなく、させることもないのでは、と思います」
「若いころは些細なことで『感情的に』『意地を張って』『損得を考えずに』争うことがよくありました。今思い返せば、子どもだったなと思うことも、たくさんあります。年齢とともに、多くのことをスルーできるようになりましたが、今は何をスルーしないのか、ということを考えるようになりました。自分が譲ってはいけないものは何か、ということを改めて考えています」
「物事を判断するときや、会議などの進行役をするときは、まず『まぁまぁ』というようにしています。これは自分と相手を1回落ち着かせて、『感情的』に話が進むことを防ぐために使っています。『事なかれ主義』と思われますが、感情的に言い合いをしても、問題は解決できません。問題解決に必要なのは、冷静な『理性』だと思います」
という意見が出ました。
「受け流す」ことに関する諺に「馬耳東風」と「柳に風」があります。この2つは似ているようで、意味が違います。
馬耳東風
人の意見や批判などを心にとめず、聞き流すことのたとえ。
柳に風
相手が強い調子であっても、さらりとかわして巧みにやり過ごすことのたとえ。
スルースキルを用いると、ついつい忠告を聞き流してしまうことも、あるかもしれません。それだと「馬耳東風」になってしまいます。スルーするときは、「柳に風」でいきましょう!
今日もみんなで「ついてる! ついてる!」