本日の朝礼は「鬼も内」です。

2014年2月3日(月)

おはようございます。

本日2月3日は節分です。「福は内、鬼は外」という掛け声とともに、豆をまくのではないでしょうか。しかし奈良の吉野山にある金峯山寺では「福は内、鬼も内」という掛け声をかけます。これは全国から追い出された鬼たちを金峯山寺に集めるための掛け声です。では、どうして鬼を集めるのでしょうか。
金峯山寺では、仏さまの力によって、鬼自身に自らの行為を悔い改めさせ、鬼たちを改心させます。これを「鬼の調伏」と呼び、金峯山寺では毎年2月3日に「鬼の調伏式」を執り行っています。
さて、あなたはどうでしょうか。自分の嫌いな人、鬼を自分の周囲から追い出してはいませんか。

社内では、

「仕事をするうえで、どうしても付き合いにくい人はいます。しかし、その人が嫌だからという理由で仕事をしない、ということは違います。どんな相手であっても、心を尽くして、誠実に対応をすれば問題は起こらないはずです。自分が『嫌』と思っているからこそ、相手も『嫌』な人になっていくのではないでしょうか。まずは自分の心から『嫌』を追い出しましょう」

「先日友人に『あなたは人を追い詰める話し方をする』と指摘をされました。『AだからB、BだからC、CだからD。間違いはないはずだ。そうだろう。違うのか』というようなものです。自分自身では相手を追い詰めているつもりはなかったのですが、知らず知らずのうちに自分と異なるものを排除していたようでした。今後は話し方に気をつけ、異なるものを受け入れて成長していきたいと思います」

「昔の職場で、人を見た目でからかう部下がいました。コミュニケーションの一環である『いじり』でもなく、相手のためを思って叱る、意見を言う、注意するものでもありません。それは、どう聞いても悪口でした。そこで、その部下に『表面的な部分での非難は、自らの品性を下げることになる』と話をしたことがあります。すると部下は反省をしたようで、そのような行為はしなくなりました。心を持って話をすれば、きっと、どんな人にでも思いは伝わります」

という意見が出ました。

嫌いな人を自分の外に追い出すだけでは、豊かな人間関係は築けません。相手との違いを非難、否定するのではなく、心から話し合い、相手の良さを認め、尊重することが大切です。まずは、相手を受け入れるところから始めましょう。

今日もみんなで「ついてる! ついてる!」

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