本日の朝礼は「負けの効能」です。

2014年3月7日(金)

おはようございます。

物事に勝ち負けがあれば、私たちは「勝ち」を重視します。しかし、負けによって見いだされるものがあるのも事実です。棋士の羽生善治さんの通算勝率は7割を超えていますが、羽生さんはこう述べます(要旨)。
「逆にいえば3割は勝てていない。しかし、敗戦がなければ改善点を見直す機会はなかなかありません」
負けた結果だけを取り上げて、落ち込んだり、批判したり、否定したりするのではなく、そこに隠されていることに目を向けることが大切です。

社内では、

「ただ負けるだけでは、何の意味もありません。負けるにしても、勝つための準備を最大限にする必要があります。事前の準備や練習に時間をかけ、勝つ可能性をできる限り高めての敗戦にこそ意味があります。そこで初めて何が足りなかったのかを把握することができ、次の『勝ち』に繋げられる策を練れると思います」

「勝ち負けは一時的にわかるものではないと思います。たとえ大失敗をやらかして、資産を全て失ったとしても、死ぬ直前、最後の最後に笑うことができれば、人生という最大の勝負には勝ったことになると思います。勝負は最後まで諦めてはいけません」

「『勝って驕らず、負けて腐らず』という言葉があります。スポーツなどの勝ち負けは明確ですが、人生という勝負は最後の最後まで、勝ち負けがわかるものではありません。そこで重要なのは、勝ったときに謙虚な姿勢で周囲に感謝をすることと、負けたときに悔しさをバネにして努力を重ねることだと思います」

という意見が出ました。

アメリカ合衆国の発明家、トーマス・エジソンはこのような言葉を残しています。

私は失敗したことがない。
ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。

物事の結果だけに注目するのではなく、負けや失敗から何を学ぶのかがとても重要です。また学ぶには学ぶための姿勢があります。事前の準備を整え、努力を重ね、そして負けたときに、初めて学ぶ機会が訪れます。諦めてはいけません。

今日もみんなで「ついてる! ついてる!」

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