おはようございます。
スタジオジブリの宮﨑駿監督が昨年9月、長編映画の制作から引退することを発表しました。その引退会見で、どんな思いで映画をつくってきたのかを質問されたとき、監督はこのように述べました。
「『この世は生きるに値するんだ』と、子どもたちに伝えたいと思って、つくってきました」
その監督の思いは、これまでの作品を通して、子どもたちだけでなく、大人にも確実に届いているはずです。あなたにも、その思いは届いていますか。
社内では、
「どんなことにも、プラスの側面とマイナスの側面があります。辛いことや大変なことでも、見方を変えれば、やりがいのあることと捉えることができるはずです。できる限りプラスの側面に焦点を当てて、前向きに生きていきたいと思います」
「全てを肯定から始める先輩がいます。その人はどんなことであっても、できる理由から物事を考え、実行します。決して、できない理由は探しません。私もその先輩を見習い、まずは肯定し、できる理由を探して、精一杯生きていきたいと思います」
「世の中には、貧乏な人もいれば、裕福な人もいます。健康な人がいれば、体が丈夫でない人もいます。しかし、どんな人であれ、人生は1度きりです。よいことばかりではありませんが、それでも毎日のごはんのおいしさや、お風呂に漬かるときの心地よさはあるはずです。よいものを見つけ出し、肯定してくことが、人生を楽しむ秘訣だと思います」
という意見が出ました。
また宮﨑駿監督はこのような言葉も述べています。
「面白いものはこの世界にいっぱいある。キレイなものや、まだ出会ってないかもしれないけれど、いいこともいっぱいある。それを子どもたちに伝えたい。ただそれだけですね。映画の中じゃない。映画の向こうにいっぱいあるんです。」
素晴らしい作品を何作も生み出してきた、宮﨑駿監督だからこそ、言える言葉だと思います。「ぼくのつくった映画よりも、実際の世界の方が面白い」と聞こえるのは私だけでしょうか。「この世は生きるに値する」と確信できる社会を、ともにつくり上げていきましょう。
今日もみんなで「ついてる! ついてる!」