本日の朝礼は「本音トーク」です。

2014年4月8日(火)

おはようございます。

人は本音と建前を使い分けて生きています。本音だけでも、建前だけでも人間関係はうまくいきません。適度なバランスが大切です。しかし、ほとんどの人は「ほかの人にどう思われるだろう」ということを気にして、つい建前で話してしまうのではないでしょうか。そこで大切になるのが、本音で話し合える人の存在です。お互いに信頼関係があり、その人も、あなたに本音を聴いてほしいと思う人が望ましいでしょう。そういう人が身近にいるなら、それはとても幸せなことです。

社内では、

「本音で話すには『伝えるんだ』という覚悟が必要です。ただ、全てを本音で話すことが正しいわけではありません。仕事であれ、プライベートであれ、場合によっては建前で話すことも大切です。場をしっかりと観察し、自分が本当に言うべきことかどうかを、しっかり考えれば、その見極めは自然とできると思います」

「本音を言える人が、周りにいることは本当に有難いと思っています。私の場合、家族や高校からの友人、大学時代の友人などが、その存在にあたると思います。自分が彼らに甘えるだけでなく、彼らの力にもなれるよう、日ごろから自分の心と考え方を鍛えていきたいと思います」

「建前や本音で話す、という以前の問題に、話し方の問題があると思います。人と話をするときに、利己的ではないか、自分勝手な話ではないか、相手の意見を否定していないかをしっかりと考える必要があると思います。自分の意見も大切ですが、同じくらい人の意見も大切にしなければいけないと思います」

という意見が出ました。

『ローマ人の物語』の著者として知られる塩野七生さんは、著書『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫)の中でこのような言葉を書き記しています。

互いに本音は出さずに建前だけで相対する人間関係は、問題は収拾できてもしこりを残さずにはすまない。

建前だけでも生きることはできますが、信頼できる人と、本音で語り合える人間関係が築ければ、人生はもっと素敵なものになるはずです。あなたの人生をもっとより良いものに高めていく人間関係を築いていきましょう。

今日もみんなで「ついてる! ついてる!」

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