おはようございます。
一般的に年齢を重ねると、それまで培ってきた経験や知恵が働き、トラブルやミスを防ぐことができるようになります。運転にたとえれば「ブレーキの使い方」がうまいというところでしょうか。しかし、ブレーキの踏むことになれてしまうと、新しいことへのチャレンジがだんだんとできなくなってしまいます。ときには、アクセルを踏み込むことも重要です。アクセルを踏み込めば、新しい世界に走り出せるかもしれません。
社内では、
「ブレーキを踏むことは重要ですが、やはり前に進む力、アクセルをグッと踏み込むことの方が重要だと思います。仕事であれ、プライベートであれ、人生はときに無我夢中で、勢いで進んでいかなければいけないことが多々あります。そうしなければ、きっと手に入れたいものを、手にすることはできないのではないでしょうか」
「ブレーキをやたらと掛けてしまうのは、道の予測がきちんとできていないからだと思います。右に曲がる、左に曲がる、あそこはよく事故が起こる、そのようなことを事前にきちんと把握していれば、アクセルを踏むタイミングもより明確になるはずです」
「アクセルを踏むことは重要ですが、その結果、事故を起こしては終わりではないでしょうか。ブレーキがあるからこそ、アクセルがあるべきだと思います」
という意見が出ました。
永世名人、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世王将、永世棋聖の資格保持者である羽生善治さんは、リスクとの付き合い方をこのように述べています。
もし人生を自動車の運転にたとえるとするなら、年齢を重ねるほどアクセルを踏んだ方がいいと思います。なぜなら年齢を重ねるとブレーキのかけ方がわかってくるので、ブレーキが効き過ぎる傾向になるからです。
ブレーキを踏むことはもちろん大切ですが、ブレーキを掛けすぎて、前に進まなくなってしまってはいけません。常にチャレンジする心を忘れず、新しいことにどんどん取り組んでいきましょう。
今日もみんなで「ついてる! ついてる!」