おはようございます。
字を書くのが苦手な人には2つのタイプがあります。それは汚い字を書く人と、下手な字を書く人です。どちらも読みづらいことに変わりはありませんが、この両者には大きな差があります。それは「思いやり」の差です。
汚い字を書く人は、他人が読みづらい字を平気で書きますが、字が下手な人は、字を書くのが苦手だからこそ、他人が読めるように丁寧に書きます。メモ書き1枚のようなささいなことにこそ、人間性が出ます。
社内では、
「字の上手下手ではないところにこそ、相手への思いやりが見えます。たとえば手紙を送るときであれば、殴り書きの人は少ないですが、住所の記載や切手の貼り方、封の閉じ方、手紙の入れ方に思いやりの差が見えるはずです。心を込めているかどうかは、必ず相手に伝わりますので、それを常に意識して、仕事に取り組みたいと思います」
「基本として、字はコミュニケーションツールです。だからこそ、相手に伝わらなければ意味がありません。汚い字の人もよろしくないですが、一番よくないのは、達筆過ぎて一般人には読めない字です。そこに自らの傲慢さなどが出ていると感じます。『相手に伝える』ということをまずは第一に考えなければいけません」
「営業から会社に戻ると、毎日たくさんのメモが机の上に置かれています。同じ人が残してくれたメモであっても、その日の体調、気分、忙しさや時間帯によってもメモ書きの丁寧さが違います。もちろん人柄もあると思いますが、メモ書き1枚には、書いたときの心が一番反映されていると思います。お客さまに手書きで何か書くことがあれば、まずは自分の心を相手に100パーセント向けることを意識したいと思います」
という意見が出ました。
パソコンやスマートフォンなどの普及で、手書きをする機会は減っていますが、手書きの文字には自分の「心」が表れます。それはメモ書き1枚にも、宅配便の送り状にも表れます。相手のことを思いやる気持ちを忘れずに、今日も仕事に取り組みましょう。
今日もみんなで「ついてる! ついてる!」