おはようございます。
社長同席の会議で、上司が社長側に座るのか、それとも部下と同じ側に座るかによって、部下のやる気は大きく変わります。
社長側に座る上司は、ただ上と下をつなぐ無責任な人に思われます。そのような上司の下では、部下も責任を負わずに済む、無難なことだけを行うようになります。部下と同じ側に座る上司は、社長と向き合う形になり、「責任は全て自分が取る」という上司の覚悟が部下に伝わります。その結果、部下は上司を信頼し、やる気を出すようになります。ときには座る位置にも気を付け、部下のやる気を引き出しましょう。
社内では、
「上と下をつなぐ中間管理職はとても大変な仕事です。上の使い走りになっては部下からの信頼は得られませんし、部下の擁護ばかりになっては上からの信頼は得られません。いわば、中間管理職は会社の関節です。頭のトップと、手足の部下をいかにうまくつなぐのかが、求められていると思います」
「座る位置もそうですが、信頼を得るための行動はまだまだあります。話すときはしっかり相手の目を見る、挨拶をきっちりする、話を最後まで聞く、お礼を忘れないなどです。部下のやる気を引き出すための行動も大切ですが、その前に、まずは相手に信頼されるにはどうすればいいのか、ということを考え、そのように振る舞うことが重要です」
「私自身が中間管理職ですが、ときには会社の側に立つこともあれば、社員の側に立つこともあります。そのような中でも一番気を付けていることは、自分の立場を守るために行動しない、ということです。そのようなことをすれば、上司からも部下からも信頼をなくしてしまいます。部下に信頼してもらい、上司にも信頼してもらうためには、仕事への責任をしっかりと持ち、またそれを果たすことが大切だと思います」
という意見が出ました。
本日紹介した事例は、スターバックスコーヒーの日本法人で、かつて代表取締役最高経営責任者を務めた岩田松雄さんが「上司の責任感」を解説するために使用していた事例です。また岩田さんはこのように述べています。
「部下がやる気を見せない場合、上司の責任感に問題があると疑ってください」
部下のやる気を引き出し、しっかりと仕事に励んでいきましょう!
今日もみんなで「ついてる! ついてる!」