おはようございます。
アメリカの心理学者、マズローは人間の欲求を5段階に分けました。最下層から「生理的欲求」→「安全の欲求」→「所属と愛情の欲求」→「承認の欲求」→「自己実現の欲求」と高まっていくと位置付けました。人は誰かに認められることで、自分の夢をかなえたいと思うようになります。また、かなえた夢が認められれば、新しい次の夢をかなえるために、努力を続けます。つまり、認められる実績を積むことで、自己実現を達成する道は開けていくのです。
社内では、
「『自分のやりたい仕事をさせてくれない』と上司や会社を批判する人がいますが、それは違うと思います。これは自分には仕事をさせてもらえる実績がない、ということを自分の口で言っていることと同じです。実績をつくるためには、地道なことが一番大切だと思います。根性論かもしれませんが、ほかの人が嫌がる雑用を積極的に行う、何時間でも、休日であっても働くということがあれば、必ず認められるようになるはずです」
「『認められないから諦める』ということを言う人がいますが、それには違和感を覚えます。本当に自分がしたいこと、やり遂げたい、達成したいということであれば、まずは認めさせるためにさまざまな道を探るべきではないでしょうか。技術を磨く、信頼を手に入れる、説得材料を揃える、切り口を変える、違うアプローチをする。本当に自分が実現したいことであれば、それくらいはできるはずです」
「これは人だけではなく、会社にも同じことがいえると思います。社会に認められるためには、実績を積み、そしてその実績があるから、新しいことに挑戦できるのだと思います。コミニケ出版を、もっともっと世の中に知られるために、実績をつくっていきたいと思います」
という意見が出ました。
阪急電鉄や宝塚歌劇団をはじめとする阪急東宝グループの創業者であり、現在の私鉄経営のビジネスモデルをつくった人物としても有名な小林一三にこのような言葉があります。
下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。
そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。
上司も会社もあなたの仕事ぶりをチェックしています。まずは自分の役割を明確にし、自己実現の根拠となる実績を残し、認めてもらえる人材になりましょう。
今日もみんなで「ついてる! ついてる!」