本日の朝礼は「『あたりまえ』のあたりまえ」です。

2014年6月2日(月)

おはようございます。

電車でお年寄りに席を譲る。道を歩いているとき、自転車が倒れていたら起こす。ゴミが落ちていたら、ゴミ箱に捨てる。顔色の悪い人がいたら、体調を気づかう。このような振る舞いを自然に行う人は素晴らしい人でしょうか。そんなことはありません。この人にとって、これらの振る舞いはあたりまえのことです。子どものころに正しく躾られた結果ともいえます。これを身に付けるのは、今からでも遅くはありません。正しいことを毎日続ければ、やがてそれは習慣になり、それらはいつしか「あたりまえ」になるはずです。みんなで、あたりまえのレベルを上げていきましょう。

社内では、

「正しいことをすると、恥ずかしいな、偽善的だな、と思うことはあります。また、人から『恥ずかしくないの?』『偽善的だ』と言われたこともあります。しかし、それらを習慣にし、あたりまえにすることで、自らを一歩高められると信じています。これからも、正しいことをしっかりと行い、いつしか『あたりまえ』にできるように努力します」

「私自身は何か行動を起こすときに、誰かのためや社会のため、ということを考えたことはありません。誰もしないから、すればいいか、位の感覚です。私自身はそれで良いと考えていましたが、まだ自分の行動が『あたりまえ』のレベルには達していないんだということに気づきました」

「家庭や学校、会社や組織によって常識、あたりまえは違うと思います。しかし、それらの常識が本当に正しいのか、それは社会や人の生き方にとって間違っていないのか、ということには案外気づきにくいものだと思います。正しいあたりまえを身に付けるには、冷静な目と心が必要だと思います」

という意見が出ました。

あたりまえのことを、あたりまえにできないのは、それを「恥ずかしい」「偽善的だ」と思う気持ちが邪魔をしてできないことと、その「あたりまえ」を知らないことにあります。気持ちの問題は自らの行動を変えることで解決できますが、「あたりまえ」を知るには客観的な視点を自らの中に持たなければいけません。正しい行動をあたりまえにできるように、自らを律していきましょう。

今日もみんなで「ついてる! ついてる!」

月刊朝礼

『月刊朝礼』は、中小企業の「人づくり」を成功させる朝礼専門の冊子です。

1日1話で心の「歯みがき」。毎日の朝礼を社員教育の時間に。

「感謝」「思いやり」「自立」「成長」を主なテーマにした1日1話の記事を、毎月1冊にまとめた朝礼専門の月刊誌です。1年間で12冊365日分を毎月お届けします。やる気を引き出し、成長を促す前向きな記事は、朝礼での活用に最適です。
毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。