
おはようございます。
曹洞宗徳雄山健功寺住職の枡野俊明さんは、自著『にこにこ』という絵本で、和顔愛語について、このように述べています。
「禅の『和顔愛語』とは、心が和らぐことで笑顔が生まれ、親愛の情のこもった穏やかな言葉を交わすことを言います。まずは自分からやわらかい笑顔になってみる。まずは自分から相手に思いやりのある言葉をかけてみる。するとどうでしょう。相手の心はまぁるくなり、あなたに微笑みやあたたかい言葉が返され、あなたの心もまぁるくなります」
この絵本は「おかおは きもち きもちは おかお」という一文から始まります。どのようなときであっても、まずはやわらかい笑顔を心掛け、相手を思いやる言葉と振る舞いで、プラスの循環を生み出していきましょう。
社内では、
「人はしかめっ面をしている人よりも、笑顔の人の下に集まります。年齢を重ねると、その人の性格が顔に表れると言いますので、いい顔になれるよう、日ごろから心を穏やかにし、自然な笑顔を出していきたいと思います」
「表情も大切ですが、それと同じくらい声も重要です。特に相手の表情が見えない電話であれば、声のトーンがそのまま相手に伝わります。笑顔であれば、笑顔の声に、不機嫌な顔であれば、不機嫌な声になりますので、電話に出るときは笑顔で出るようにしています」
「自分の心を押し殺したり、隠したりせず、自然な表情で過ごすことが大切だと思います。だからこそ、普段から穏やかで自然な笑顔でいられる心をつくることが重要です。まだまだその域には達していませんので、もっと心を鍛えていきたいと思います」
という意見が出ました。
人と接するときに、マイナスの感情を持っていれば、それは必ず相手に伝わります。これは逆も同じです。人と接するときは、穏やかな心で優しい言葉を使う。それだけで、人間関係はきっとより良いものになるはずです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」