
おはようございます。
人格を形成するうえで、とても重要な要素の1つに習慣があります。人の幸福のために働くような良い習慣もあれば、自分の利益だけを追い求めるような悪い習慣もあります。
古代中国の書物『易経』の中には、このような言葉があります。
「善の積まざれば、以って名を成すに足らず。悪の積まざれば、以って身を滅ぼすに足らず」
これは「善行も積み重ねていかなくては、名声を得るのに十分ではない。悪事も積み重ねなくては、身を滅ぼすには至らない」という意味です。つまり、大きな善も、大きな悪も一朝一夕にできるものではなく、日ごろの小さな善や、小さな悪が積もり積もった結果だということです。
たとえ小さな善でも、社会や人のために力を尽くす良い習慣を身に付ければ、いずれそれは大きな善につながります。
社内では、
「善行を積もうとしても、なかなか行動に移せないことが多いです。最初から大きなことをしようとせず、小さな善を積み重ねることが大切だと気づきました。まずは道に落ちているゴミを拾うなど、すぐにできることから始めようと思います」
「無意識に小さな悪を重ねる習慣を身に付けていないかが気になりました。たとえば、急いでいるとき、信号無視をするなどのことです。あらためて自分の行いを振り返り、良い習慣を身に付けようと思いました」
「地域で行われている清掃活動に、定期的に参加しています。そうすることで徐々に環境が良くなり、地域の子どもたちが幸せにつながればという思いからです。これからも、人のためになる善行を習慣にしていきたいです」
という意見が出ました。
小さな善は、習慣として積み重ねれば、いつか大きな結果をもたらします。小さなことで構わないので、毎日少しずつでも、善行を積みましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」