
おはようございます。
鎌倉時代の随筆家・吉田兼好の『徒然草』に次のような説話があります。
ある人が父親から「お坊さんになって勉強に励み、説経師として、食べていくように」と言われました。その人はまず、馬で迎えが来たときに落馬したら恥ずかしいと考え、乗馬を学びました。次に法話の後の酒席で披露するために、早歌を習います。しかし、結局これらの芸を極めるために時間を費やし、説経を学ぶことができないままに、年を取ってしまったというお話です。
この説話の教訓は、「やるべきことをしっかりと考え、まずは一番大切なことに集中する」ということです。人生には限りがあります。自分のやるべきこと、人生の主軸をしっかり見極めなければいけません。
社内では、
「人生や仕事に役立つと思い、さまざまな分野の知識や技術を身に付けてきました。しかし、自分でも気づかないうちに、主軸がぶれていることを知りました。今後は、まず自分にとっての主軸をしっかり固めていきたいと思います」
「私には人生の主軸となる目標があります。それをしっかりと習得し、自信をつけていけるように努力していきます」
「多様な業種のお客さまに接していると、それぞれに全く違う対応が求められます。臨機応変に仕事をしながらも、目標や理念といった主軸を見失わないようにしなければいけないと、あらためて感じました」
という意見が出ました。
人生の主軸を見失うと、本来の夢や目標を達成することはできません。まずは自分にとって一番大事なものは何かを見極め、それを習得することに集中しましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」