
おはようございます。
人にはたくさんの役割があります。会社員の役割、親の役割、夫婦の役割、恋人の役割、友人の役割など、その役割は向かい合う相手によっても変わってきます。
世の中には、役割と態度を同じだと考えている人がいます。
役割とは、所属する集団内の地位に応じて期待される振る舞いを意味します。一方、態度とは、地位に応じて変化するものではありません。あくまでもその人自身の行動によるものです。
地位が上がると同時に横柄な態度に変わる人や、相手によって態度を変える人は、自分の品性が低いことを周りに宣伝しているようなものです。
あなたはどうでしょうか。
社内では、
「地域でのボランティア活動に参加したとき、社会的地位が高いのにもかかわらず、誰にでも丁寧に接する人がいて、尊敬の念を覚えました。会社や家族の役割を離れたとき、その人の本来の品性が見えてきます。自分も、与えられた役割をきちんと果たすとともに、謙虚な態度を忘れないようにしたいです」
「誰に対しても謙虚に接するのは大事なことですが、上司の役割に基づいて時には部下を厳しく指導しなければならないこともあります。役割に対する責任感と、おごった態度をはき違えないことが大切だと思いました」
「無意識のうちに、役割と態度を同じものだと考えていることに気づきました。与えられた役割が大きいと、つい自分自身が偉いのだと錯覚してしまいます。役割とは関係なく、自分自身の品性を磨かなければ意味がないのだと、あらためて肝に銘じました」
という意見が出ました。
役割に応じた振る舞いと、その人自身の態度は別のものです。役割を離れても通用する立派な人格をつくるためには、役割におごることなく、誰に対しても謙虚な態度で接することが大切です。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」