
おはようございます。
会社員のEさんが、後輩のKさんと営業に出かけたときのことです。
営業車を運転していたKさんは、道路沿いから車道へ出ようとしている車を見かけると、必ずスピードを落として、その車を自分の前に入れていました。Kさんは言いました。
「お客さまとの約束の時間まで、まだ余裕があるので、あせらなくても大丈夫ですよ。それに社用車ですから、よほどのことがない限りは『お先にどうぞ』の気持ちで先に通すようにしているんです。その方が急いでいる人にとっても、僕たちにとっても安全ですからね」
Eさんは、Kさんがお客さまに評判がよいことを思い出し、この気持ちの持ち方が人気の秘密だと感じたそうです。
社内では、
「私は一度、自転車で事故を起こしたことがあります。あせる気持ちが事故を引き起こしたのだと反省しました。これからは道を譲るのはもちろん、後続車のことも思いやり、自分を含めた周りのドライバーが、安全に運転できるように配慮したいです」
「譲り合いの気持ちを持つことは、運転だけでなく、仕事や人間関係、全てのことによい影響を与えると感じました。これからはどんなときでも、相手を優先する気持ちを持てるよう努力していきます」
「通勤電車で、降りる人を待たず、急いで乗り込んでくる人がいました。あせっているため、周囲が見えていないのだと思います。譲り合う気持ちを持つためには、まず自分が心のゆとりを持つことが大事です。周囲に迷惑をかけないように、いつも時間に余裕を持って行動をしようと思いました」
という意見が出ました。
自分ばかりが前に出るのではなく、周囲のことを考えた「お先にどうぞ」の気持ちがあれば、社会はもっとよくなるはずです。まずは自分から、譲り合いの精神を実践していきましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」