
おはようございます。
曹洞宗徳雄山健功寺住職の枡野俊明さんが著した『よいしょ』という絵本があります。これは、長い長い階段を一歩ずつ、「よいしょ、よいしょ」と上っていく足元だけが描かれている絵本です。
著者の解説で、枡野さんはこのように語っています。
「一歩一歩、足元を確かめながら上れば、30段上がったところの景色は上る前とまったく違って見えます。50段上がれば、50段上ったところからしか見えない景色があります。上った結果、新しい世界が見えて、新しい気づきがあります」
目の前にある階段を一歩ずつ確実に上っていくことで、自然に結果がついてくるのです。
社内では、
「何かをやり遂げようとするとき、最初の一歩を踏み出すのは勇気と覚悟が必要なうえ、その後の一歩一歩の歩みにも、とても根気がいるものです。しかし、この話のように、たとえ一歩ずつであっても、確実に上っているのだと思えば、やる気が湧いてきます。これからも焦らず着実に、目の前の課題に取り組みたいです」
「仕事に取り組むとき、つい結果ばかりを求めて、近道を探してしまう自分に気づきました。効率を上げることも必要ですが、地道な努力を積み重ねることにこそ、意味があるのだとあらためて心に刻みました。今後はしっかり地に足を付け、自分を鍛えていこうと思います」
「成長のためには、一歩ずつ前進することが大切ですが、もっと大切なのは、歩みを止めないことです。『もうこれでいい』と満足して努力をしなくなると、せっかく伸ばした才能や実力も衰えてしまいます。これからも歩みを止めずに、日々精進していきます」
という意見が出ました。
一歩一歩を大切に、精一杯力を尽くしていくことで、着実に成長することができます。結果や利益ばかりを追い求めるのではなく、地道な努力を重ね、人間力を高める生き方をしましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」