おはようございます。
Cさんは、人から「調子はどう」と尋ねられると、いつも「すごく忙しいよ」と返事をします。Cさんはいつも予定をぎっしりと詰め込んでいました。なぜなら、スケジュールが埋まっていないと「何もしない値打ちのない人間」と判断されてしまうと思い込んでいたからです。
何もしない状態から抜け出すために予定を入れ、人に会うたびに充実していることをアピールしていたのです。あなたは自分の価値を「忙しさ」で判断していませんか。
社内では、
「私もCさん同様、手帳にスケジュールが埋まっていないと不安になってしまいます。そのため、それほど重要でない業務を入れたりします。無理にスケジュールをいっぱいにすると心に余裕がなくなり、良いアイデアや企画を考えることができなくなります。これからはスケジュールに少しだけゆとりを作って、新しいことに目を向けていきたいと思います」
「仕事がたくさんあって忙しいことはよいことだと思います。ただスケジュールが埋まっていて忙しく自分の心が満たされることが重要なのではなく、実施した仕事でお客さまが満足しているかが重要なのです。何が重要かをよく考えながら、仕事を進めていきます」
「以前1年間オーストラリアで生活したことがあります。穏やかに過ごしていたつもりでしたが、1カ月ほど経つと予定が入っていない生活にイライラとしてきました。何かしていないと不安になるのは、日本で仕事をしていたときに感じた気持ちと同じでした。今は、常夏の国の時間の流れを思い出しながら、仕事だけでなく、家族との時間や地域活動への参加に時間を使っています」
という意見が出ました。
Cさんは、自分の価値を「忙しさ」で判断することをやめ、「自分にとって本当に重要か、そうでないか」で決めることにしました。そして、家族と楽しい時間を過ごしたり、地域活動に参加したりするように変わりました。見かけの忙しさで判断するのではなく、仕事の本質で判断することが重要だと思います。その見極めをしながら、仕事に取り組みましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」