
おはようございます。
考えの異なる2つのグループがあります。それらが互いの立場を尊重しながら歩み寄り、協力しあって改善策を探ることを「協調する」といいます。
それと似て非なる言葉に「同調する」があります。これは、多数派に安易に妥協する状態をいいます。
仕事をするうえでは、安易に同調するのではなく、他人のことを尊重しながら、協調する能力を身につけることが重要です。
社内では、
「1人では思った通りに行動したり、自分の判断で結論を出したりするのに、会社にいるときは、多数の意見に流されがちです。しかし同僚は、間違っていると思ったときは、自分の意見を述べますが、自分の考えと違う結論が出た場合は、それに従います。私も同僚を見習い、会議などの場でも、自分の意見を伝えられるようになります」
「自分の意見を持って『YES』と言うことを『協調する』、自分の意見を持たずして『YES』と言うことが『同調する』ことだと思いました。一番いけないのは、自分の意見も代替案もなく、ただ単に『NO』と言い続けることです。自分の意見を持って『NO』と言えることができるように、心を強くしていきたいです」
「同調することが良くないことのように書かれていますが、そうではないと思います。同じ考えを持っている人に対して、自分も同じ意見だということは正しいことです。しかし、会社で『自分は少数派だから、言わなくていいだろう』とか『どうせ力のある人の意見が通るのだから、自分は黙っていよう』という安易に妥協する同調は良くありません。いい仕事をするという目標を達成するために、正しいと思うことはどんどん発言していこうと思います」
という意見が出ました。
『論語』には「君子は和して同ぜず」という言葉があります。「優れた人物は、他の人と協力はするけれども、自主性を失うことなく、だからといって、むやみに同調するわけではない」という意味です。重要なのは、主体性をもって物事を考え、協力しあって、目的に対して最善の答えを導き出すことです。そうできるよう自分の心を鍛えていくことが大切です。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」