おはようございます。
世の中には、話し上手な人と聴き上手な人がいます。
話し上手な人は、人のやる気を盛り上げたり、楽しませたりして、周りをプラスの方向に引っ張っていく力があります。聴き上手な人は、人の不安や悩み、曖昧な話などを優しく受け止め、心を和ませてくれる力があります。
どちらにも優れたところはありますが、その根本に忘れてはいけないことがあります。それは相手に対する思いやりです。自分のためにという思いを捨て、人のために技術や力を使う、思いやり上手な人になりましょう。
社内では、
「人と話をしているとき、相手の話を真剣に聴けていないと感じることがあります。仕事や家庭のことなどで頭がいっぱいで、余裕がないときにそうなりがちですが、そのような心の姿勢は相手に伝わってしまいます。話を聴くときだけでなく、話す場合も、今以上に相手を思いやることを心掛けたいと思います」
「お客さまのためにと考えると、『お客さまが何を考えているのか』『何を求めているのか』と必死に想像力を働かせ、洞察するようになります。これは社外の人に関わらず、社内の人に対しても大切なことです。相手を思いやり、相手のためにという発想で仕事を続けていると、信頼されるようになると思いますので、その気持ちを忘れずに努力していきます」
「お客さまの心からの、要望や不満などを聴き出すには、聴く力が重要になります。ただ、本音を聴き出すには、時間と労力がかかるため、決まった答えに誘導しようとする人もいると思います。相手のことを考えない聴き方は単なる受け流しになってしまい、必要な情報を得るためだけにその能力を使っていることになります。それでは生の声は聴きとることはできません。誠意をもって相手の話を聴くことが重要です」
という意見が出ました。
単に自分の都合や欲求を相手に飲み込ませるために話をする人や、人の不安や悩みを受け止めず、自分に必要な情報を得るために話を聴いている人がいます。相手を思いやる心がない人の話は、心に響かなかったり、話を聴いていてうさん臭さが胸に残ったりします。心が見透かせてしまうのです。人と話をしたり、人の話を聴いたりする場合は、してあげているという気持ちではなく、相手を慮るように努めましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」