おはようございます。
先日、サービス業を営む社長に、その会社の社是である「真心を込めたサービス」についてお話を聞きました。
「『真心を込めたサービス』という社是を掲げていますが、社員には『真心』を具体化することを徹底させています。商品は必ず両手でお渡しする、電話には2コール以内に出る、お辞儀はお客さまが見えなくなるまで行うということです。いくらよい社是を掲げていても、それを社員の行動にまで落とし込まなければ、お客さまには伝わらないと考えています」
さて、あなたの会社はどうでしょうか。
社内では、
「社是とは、『このような会社にしたい』という創業者の理念が詰まったものです。どういう意味で社是が作られたのか、そこに込められた意味をよく理解し、お客さまをはじめ、取引先の企業、地域社会の人々に対して、具体的な行動で示していくことが大切です」
「以前勤めていた会社にも社是はありました。毎日、社員全員で唱和し、さらに社是を仕事のなかでどのように生かしているかを、週に一度、当番が発表していました。そのような取り組みを弊社の朝礼でも取り入れ、社是の具体化を促進していきたいと思います」
「社是は、広義を持たせているため、社員一人一人によって解釈の仕方が異なりがちです。それを統率し、具体的に実行させるためには、経営者やリーダーが指針となる行動をとることが重要だと思います。経営者やリーダーの行動が基準となってこそ、社員を統率することができ、社員も具体的な行動をとりやすくなるのです」
という意見が出ました。
社是とは、会社の経営上の方針などを表す言葉です。社是を掲げても、それだけでは会社や社員は変わりません。社是を具体的な行動で示すことで、社員一人一人の心に理念が芽生え、それが会社の風土になり、会社のなかで育っていくのです。まずは社是の意味を見直し、小さなことからでも具体的に始め、周囲に広げていきましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」