おはようございます。
小学生の子どもを持つ母親が、担任の先生と2回の懇談を終えました。2回の話で、先生が普段、自分の子どもに対して、どのような姿勢で接しているのかがわかったといいます。
「忘れものが多いことや、給食を食べるのに時間が掛かることなど、子どものできないことばかりを指摘しました。2回とも子どもの欠点の話で終わったことから、日頃から否定的な姿勢で接しているのだと思えて、とても残念でした」
話す内容は、その人の考えが反映されるものです。愚痴や不満など、後ろ向きな表現は、相手にマイナスの印象を与えるので、注意しましょう。
社内では、
「子どもの悪いところばかりが目についてしまう。直さなければいけない点しか親に伝えない。これは先生の性格なのかもしれません。しかし、やはり後ろ向きな部分ばかり伝えられると、言われたほうは暗い気持ちになり落ち込みます。やはり、相手のよい部分に注目し、積極的に伝えていくことが肝要だと思います」
「私は部下を指導するとき、できていない点を伝える前に、まずできていたりよかった点をほめるようにしています。きちんとよい点を見ていることを伝えたうえで、できていない点ができるようになれば、もっと素晴らしくなると思うと伝え、やる気を出させるようにしています」
「取引先に仕事を依頼した場合、できてきたものを見て、いいところは当然と考えてしまい、気になる点だけを指摘してしまうことがあります。しかし、そのような対応だと、相手に『満足していないのだろうか』という印象を与えてしまう恐れがあるため、よかったところにもクローズアップして、しっかりと伝えるようにしました。すると、次にできてきたものは、さらに完成度の高いものになっていました」
という意見が出ました。
話す内容には、無意識にその人の考えが表れます。思わぬ状況のもとで、日頃考えていることが、言葉や態度に出てしまう場合があります。それは仕事でも同じです。お客さまや得意先との会話のなかに、仕事に対してどのように思っているか、どのように取り組んでいるかが反映され、お客さまは、そのようなところをしっかりと見ています。
日頃から相手の長所をほめたり、前向きな表現をしたり、明るく元気な挨拶をしたりして、プラスの印象を与える言動を心掛けることが重要です。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」