
おはようございます。
Aさんの経営する薬局は、規模は小さいものの、主要都市の駅前にあり、多くのお客さんが利用します。最近は、海外からの観光客も増えてきました。
ある日、混雑したレジの列で、ある外国の男性が割り込みました。周囲の人が迷惑そうにするのも気にせず、商品をカウンターに積み上げます。アルバイト店員は諦めたように精算を始めました。
それに気づいたAさんは、「お買い上げありがとうございます。すみませんが、みなさん順番にお願いしています。列の後ろにお並びください」と丁寧に対応しました。
ルールを知らないお客さまに注意するのも、礼儀なのです。
社内では、
「ルールやマナーは、国によって異なります。しかし、他の国から日本に来た外国の人には、日本独自のルールやマナーを知ってもらうことが大切です。日本人はルールやマナーを大事にする国民であることを、身をもって伝えることが、日本のよさをわかってもらう最善の方法だと思います」
「先日、駅のホームで海外から来た旅行者に声を掛けられました。日本人が列を作って電車を待っていることに戸惑っているようでした。「順番に乗るために列に並んでいるのですよ」と教えると、納得して列に加わっていました。日本の公共マナーに触れてもらうことで、より日本への理解が深まったのではないかと思います。これからは、海外の人が日本のルールがわからず困っていたら、積極的に声を掛けていきたいです」
「海外で日本人の行動が素晴らしいと褒められる一方、国内では花火大会やハロウィンの後にゴミが散乱しているなど、マナーの悪さが問題になっています。自らルールやマナーが守れてこそ、外国の人にも日本のよさを伝えられるのではないでしょうか。日本人として本当にルールやマナーを守れているか、自分を省みることが重要です」
という意見が出ました。
外国から来た人は、日本のルールを知らない場合も多いです。ルールを知らないお客さまには、きちんと伝えることが大切です。そうすることで、日本はルールやマナーを重んじる礼儀正しい国であるということを知ってもらうことができます。それはお店に限らず、個人一人一人が心がけるべきことです。
4年後、東京でオリンピックが開催されます。日本を訪れる多くの外国人に、日本の礼儀正しい国民性を知ってもらえるように、今から日本のよさを伝えられるように日々精進していきましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」