
おはようございます。
チョコレート売り場で働くBさんは、あるスーパーのチラシを目にしました。そこには、「15日は、遅れてゴメンねチョコの日」と書いてありました。そのように表現することで、バレンタインデーで売り残ったチョコレートを売り切ろうとしているのです。Bさんは目から鱗が落ちました。
「売れないから駄目」ではなく、「売るためにどうすればいいか」と考えることで、思いもよらない発想が生まれることがあります。
社内では、
「面白いアイデアだと思いました。もし同じチョコレートでも、『在庫処分品』と書いてあれば、買いたいと思う人はずっと少なくなるはずです。売り方次第で、お客さまの受け止め方は大きく変わります。大切なのは、お客さまの目線で考えることだと思いました。私も営業をしているので、このような発想を見習い、お客さまに喜んでいただけるアイデアを出していきたいです」
「このようなアイデアを出すためには、まず、自分が扱う商品の強みと弱み、そしてお客さまのニーズを、きちんと知っておく必要があります。そういった基礎知識や分析の積み重ねがあってこそ、斬新な発想が生きるのだと思います。これからも、新しい発想の追求と地道な努力、どちらも続けていこうと思います」
「言葉の使い方ひとつで、受け取る印象が大きく変わることを、あらためて実感しました。これは商品を売るときだけでなく、普段の人との接し方でも同じことです。たとえば部下に指示を出すとき、同僚に協力をお願いするときなどにも、頼み方ひとつで、相手が気持よく動いてくれるかどうかが決まると思います。見方を変えることによって、改善できることは身の回りにたくさんあるのだと気づかされました」
という意見が出ました。
仕事をするうえで、売れる提案をしなければならないけれども、よい発想が浮かばないと悩むことがあるでしょう。そのようなときは、少し見方を変えると、見えてくるかもしれません。たとえば、空室が目立つシェアハウスの家主が、ダイエットしたい人を限定に募集し、体重が1キログラム減ると家賃が1000円安くなると案内したところ、満室になったといいます。また、立地の悪いレストランも「隠れ家レストラン」と書くだけで、特別な場所という雰囲気になります。
物事のさまざまな側面を読み取り、常識を打破する新しい発想ができる人になりたいものです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」