
おはようございます。
外国航路の貨物船の船長をしているNさんは、商船大学を卒業し、この仕事に就いて30年以上たちます。総務課長が「退屈ではないですか」と尋ねると「楽しいですよ。だって、僕が望んでその場所にいて、さらに人の役に立っているのですから。楽しくないわけがない」とNさんは笑顔で答えました。
社内では、
「今、いる職場が望んだ場所かどうかは、個人の感じ方にも左右されますが、自分で選んだことには間違いありません。自分で選んだ限りは、その場所をよりよくしていこうと努力することが大切です」
「仕事に慣れてくると『退屈だ』『なぜ自分がしなければならないのだ』と思うことがあります。しかし、自分で望んで就いた職ならば、全身全霊で取り組むことが必要です。その姿勢は、上司や同僚が必ず見ています。周囲によい影響を与えられる人材になろうと思います」
「企業が永続的に発展するためには、誠実な社員を育てることが必須です。そのためには、若い社員に、望んだ場所で働けているという意識を持たせる教育が必要になります。『楽しくないわけがない』と前向きに捉えられるように、親身に指導していきます」
という意見が出ました。
望んだ場所の一つに、努力して勉強し、試験を受け、難関をクリアして就いた仕事が上げられます。当初は希望にあふれ、仕事を楽しめても、マンネリ感や苦労が増えてくると、次第に仕事に嫌気がさすことがあります。そのようなときは「自分が選んだ仕事が、楽しくないわけがない」と考え、自分の実力を最大限に発揮し、職務を全うする努力をしましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」