
おはようございます。
島根県にある須佐神社では、毎年、節分祭に「茅の輪を授ける」神事が行われています。それは、蘇民将来の故事に由来します。蘇民は、貧しいながらも旅をする武塔神をもてなしました。数年後、須佐之男命だった武塔神は、一泊の恩義で「茅の輪を腰につけるよう」を告げます。そうすれば、子孫も後世、疫病から免れるとのことです。後に疫病が流行しましたが、蘇民の一族は無事でした。貧しくとも、心から相手を思いやる者は救われたのです。
社内では、
「今日は節分のため、家で豆まきをする予定です。伝統行事を実践していると、昔の人とつながっている気がしますし、今日に伝統行事を継承してくれた先人に感謝の気持ちが湧いてきます。これからも、私たちが子孫に引き継いでいくべきだと感じました」
「日本には四季があり、季節ごとの年中行事をまとめた歳時記は貴重です。仕事でも、季節感を盛り込まなければならないことがあるため、もっと日本の風習について学ぼうと思いました」
「今年の恵方である北北西を向いて、無言で恵方巻を食べます。恵方巻には『福を巻く』や『縁を切らない』ためにかぶりつくなど、さまざまな意味があるそうです。恵方巻を食べた後、子どもと会話をする際は、蘇民将来の物語を話して、相手をいたわる心を伝えるつもりです」
という意見が出ました。
節分には、豆をまいて鬼を退散させたり、恵方巻を食べたりなど、全国でさまざまな習わしがあります。先人先輩がいにしえから伝承してくださった習わしの意義を再確認し、後世に引き継いでいきましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」