
おはようございます。
江戸時代中期の米沢藩主、上杉鷹山は、窮地に追い込まれた藩を、「財政再建」「農業開発」「精神改革」の3つの改革を行うことで建て直した人物として有名です。17歳で藩主となったときの決意の言葉に「受次ぎて国の司の身となれば忘るまじきは民の父母」があります。「藩主としての自分の仕事は、父母が子を養うごとく、人民のために尽くすこと」という意味です。
社内では、
「会社のヴィジョンを明確にし、率先して模範を示してこそ、社員はリーダーについていきます。他人に厳しく自分に甘いリーダーには、そうはいきません。リーダーは自分を厳しく律し、親心の気持ちを持って部下を指導することが大切です」
「鷹山の改革で目を見張るのは、透明性だと感じました。さまざまなことをオープンにすると、部下はクリーンな印象を持つことができ、よりいっそう協力的になります。身をもって示すということは、心を開くことにつながるため、良い信頼関係を築けるはずです」
「リーダーはまず、部下に倹約させたり、厳しい条件を突きつけたりする前に、身の回りのできることから改善し、その次に部下たちに協力を求めることが必要だと思います。身を削ることができていないリーダーに求められるのは、自ら変わることだと感じました」
という意見が出ました。
上杉鷹山は「親心を持って人民に尽くす」という決意のもとに、自らの生活を質素にし、身をもって農業の尊さを示し、率先して自らを厳しく律しました。苦境に立ったときに求められるリーダーの姿がそこにはあります。自ら模範となって実践すれば、部下はきっと尊敬の念を持ってついてくるはずです。事を成すために自ら範を示しましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」