おはようございます。
薪を背負いながら本を読む像で知られる二宮尊徳は、大変な努力家でした。勤勉で誠実な人柄という評判を聞いた小田原藩主は、桜町領の農地の再建を命じます。現地では大勢の労働者がいましたが、尊徳が見ていないと手抜きをする者がいることに気づきます。そのため、誠実に働くことの大切さを説き、心を耕す指導を行いました。
社内では、
「上司や先生がいないと仕事や勉強の手を抜いたりする人がいます。一方、どのような人にも同じ態度で接する人がいます。それが裏表のない人だと思います。言動に一貫性のある人は信用されます。そのような接し方をしようと思います」
「人は大なり小なり、裏表があると感じます。しかし、そのことにはなかなか気づかないものです。多くの人と接していると、裏表がありそうだとわかってきます。そのような人はやはり信用がなくなり、人が離れていくと感じます。利己心を減らし、相手のことを心から思いやれる人になりたいです」
「尊徳は幼いころに苦労し、努力して20歳で二宮家を再興しました。それは並大抵の努力ではなかったはずです。そのなかで勤勉さと誠実さを培い、信用を積んでいきました。それが後の農地再建や生き方に生かされていると思います。尊徳を見習って誠実な生き方を少しでも心掛けます」
という意見が出ました。
尊徳は、「経済と道徳の融和を訴え、私利私欲に走らず社会に貢献すれば、いずれ自らに還元される」と説いています。復興を通して、誠実な人づくりを心掛けた尊徳に学び、仕事でも日常生活でも、陰日向のない生き方を目指しましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」