おはようございます。
かつて国内で、電話ボックスに何人入れるかという実験をしたところ、10人入って何とかドアを閉めることができたそうです。全員、面識のない人たちでした。その後、その人たちでしばらくコミュニケーションをとる時間を設け、再び同じ実験をすると、今度はどうしてもドアが閉まらなかったそうです。なぜなら、気持ちが通じ合ことでお互いに遠慮が生まれ、強く押すことができなくなったからです。
社内では、
「通勤電車などで一緒になる人は、ほとんどが知らない人であるため、もう会わないからと刹那的な接し方になりがちです。また自分もそのような気持ちで自分勝手に振る舞うと、品性を疑われかねません。知らない人同士でも、相手を思いやる気持ちを持って接することが大切だとあらためて思いました」
「コミュニケーションを取った後は安心感が生まれて、密接しても苦にならず、より多くの人が電話ボックスに入れるものだと思いました。しかし、気持ちが通じ合うことで遠慮が生まれ、強く押せなくなるというのは、あたかも日本人的ですが、理解できます。押し合いにならない関係を築いていきたいです」
「人は性格など皆違います。自分と性格や距離感などが違うと、その人のことを苦手に感じます。しかし、そのような人とも仲良くするためには、コミュニケーションをとり、相手のことを知ろうとする姿勢が大切です。そうした思いやりの気持ちが人間関係をよくしていくはずです」
という意見が出ました。
電話ボックスや通勤電車に限らず、会社の人間関係でも、それぞれの主張や考え方がぶつかり合って、押し合いになることが多々あります。そのようなときは、コミュニケーションをとることが大切です。お互いをよく知ると自己主張が減り、相手がどう考えているか、どのようなことが嫌なのかを推し測ることができるようになります。それが思いやりの心です。円滑な人間関係を築くには、思いやりが何より重要です。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」