おはようございます。
Dさんの夫の口癖は「ああ、疲れた」です。特に週の半ばによく言います。一向に夫は口癖をやめないため、Dさんが友人に相談したところ、「それは解決を求めているのではなく、つらい仕事をしている自分という存在を認めてほしいために、癒されたくて言っているのよ。『私だって疲れているのよ』と自己主張したら同じになるから、『ご苦労さま』と言ってあげたら」とアドバイスされました。
社内では、
「わが家の状況と重なって親近感が湧きました。それほど疲れていないけれど、『疲れたなあ』と言ってしまいます。そのようなとき、妻が『大変ね』と話を聞いてくれるだけで、気持ちが落ち着きます。お互いにしんどいとき、話を聞くだけで癒されるので、これからも思いやりの気持ちを忘れないようにします」
「『疲れた』と言えるのはまだ余力があり、夫はDさんに甘えている証拠だと思います。みんなも同じように疲れていると思えると、口癖も自然に出なくなるのではないかと感じました。相手の立場に立つことが大切だとあらためて思いました」
「『疲れた』という人には、『病院へ行けば』や『休めば』と言ってしまいます。しかし、そういう人は本当に疲れているわけでなく、癒されたい気持ちをうまく伝えられず、口にしているだけだと気づきました。相手の本心をくみ取る力を磨いていきたいです」
という意見が出ました。
友人に相談した後、Dさんは夫が疲れたと言うと、「ご苦労さま」や「頑張りすぎじゃない」とねぎらいの言葉を掛けるようにしました。夫の本心を優しくいたわる気持ちで受け止めていると、やがて夫は口癖を言わなくなったそうです。逆に、Dさんに対して「疲れていないか」という言葉を掛けてくれるようになったといいます。相手を思いやる気持ちは、必ず伝わり、人に優しさの心を育みます。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」