おはようございます。
Tさんは入社して10カ月になります。入社当初は慣れない仕事で心身共に疲れ、小さな失敗をくり返しては、上司や先輩からよく注意を受けていたのです。学生結婚をしていたTさんは、早く一人前になりたくて、頑張っていましたが、時々くじけそうになることがありました。ある日、学生時代の先輩に偶然会い、失敗ばかりして、上司や同僚に迷惑をかけていることについて相談すると、「仕事が大変なのはあたりまえ。肚を据えて仕事に取り組んで、早く会社の役に立つように頑張れ」と鼓舞されました。
社内では、
「入社1年目のころは、慣れからくる過信とできないことの自信喪失の両方に悩まされました。周りの人がすごく思える時期でしたが、やるべきことが見えてくると、自信もついてきて気構えができてきました。何事も気構えが必要です」
「守るべき家族がいるということは働くモチベーションになります。私も妻と子どもがいますので、責任も重大です。Tさんの先輩の言葉は、重みがあると感じました。あらためて気合を入れ直しました」
「勤続年数が短いとか経験が浅いといって、現在の状況に甘んじているのは、プロといえません。お金をもらうということは大変なことで、お客さまから求められる以上のものを提供するためには、並大抵以上の努力が必要です。これからもその気持ちを忘れずに、努力していきたいです」
という意見が出ました。
Tさんは先輩の激励があってから、自分の甘さにあらためて気づき、自らに気合を入れました。そして、持ち前の負けん気で努力し続けたのです。その努力は実を結び、10カ月たった今では、社内でも信頼される人材に育ちました。「やらなければならない」という気構えが人を成長させるのです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」