
おはようございます。
Aさんの家の庭には、マーガレットの鉢植えが1つありました。毎年、春と秋に花を咲かせていましたが、ここ数年は、つぼみをつけることもなくなっていました。1年たったある日、Aさんは、何げなく鉢植えの置き場所を変えてみました。しばらくすると、つぼみがついているのを発見したのです。そして、美しい花を咲かせました。新しい置き場は、前よりもよく日の当たるところだったことに気が付きました。これは、会社の人事にもいえることかもしれません。
社内では、
「部署を変わることで、生き生きする人と元気がなくなる人がいます。人を適材適所に配置することはとても難しいです。部下の仕事ぶりをよく観察し、その人が活躍できる仕事を探すことも上司の仕事だと思いました」
「人には長所と短所があります。部下の長所を伸ばすことは大切ですが、短所を改善していくことも必要です。今、新入社員を教育しているので、長所を見るだけでなく、短所もカバーして、働きがいを感じられる職場環境を整えていくつもりです」
「時々100均で鉢植えを買って育てますが、いつも枯らせてしまいます。しかし、母は同じ商品を買っても、大きな鉢に植え替えたり、適度に水をあげたりして、うまく育てます。それを見て、同じ物でも育てる人次第で変わるのだと感じます。人も、それぞれに適した育て方があると思うので、よく注意して、その人が活躍できるやり方を検討します」
という意見が出ました。
今、なかなか成果が上がらず、歯がゆく感じる部下がいるとします。しかし、今までと違う業務を担当したり、得意なことに取り組んだりすると、思わぬ力を発揮する場合があります。今の仕事で活躍できていないからといって「仕事のできない部下」と早まった判断をせず、もう一度隠れた長所を発見し、ふさわしい仕事がないか検討することが必要です。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」