
おはようございます。
工業部品メーカーの営業課長であるTさんは、部下の信頼を集める存在で、社内でも一目置かれています。そんなTさんに、部下のSさんが「努力しているつもりなのに、いつまでたっても成長していない気がします」と相談します。Tさんは、こう答えました。「進んでいるのに景色が変わらない気がするのは、らせん階段を上っているからだよ。らせん階段は、同じところをぐるぐる回りながら、少しずつ上っていくだろう。くじけずに一段ずつ上っていけば、必ず高いところにたどり着くものさ」
社内では、
「らせん階段は一周回って同じ位置にきますが、高さは上に上っているものです。同じ仕事をしていても、1年経てば少しでも成長しているはずです。これからもコツコツと努力していきます」
「仕事をしていて進歩がないと、不安になり、自分には向いていないのではないかと思いがちです。しかし、その気持ちを払しょくして日々頑張っていると、ある日突然コツをつかめることがあります。続けていてよかったと感じるので、くじけず前向きに進んでいこうと思います」
「新入社員なので今は吸収することばかりです。ただ前に進みながら上っていく普通の階段と、らせん階段の両方を上っていると感じています。地道に前へ進みながらも、高みを目指していくつもりです」
という意見が出ました。
『月刊朝礼』の記事でも、4月になると朝礼の意義を問うものや身なりをきちんとするといったもの、姿勢を正すなど、基本を見直す内容が出てきます。しかし、地道に誠実に物事に取り組んでいると、1年経ったときに物の見方が変わっていることに気づくことがあります。同じことをしていても成長しているのです。何事も日々の実行が大切なのです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」
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