
おはようございます。
新入社員のAさんは商品を箱詰めして出荷する作業を任されましたが、作業を始めて3日がたち、単調さから次第にやる気がなくなりました。ある日、先輩に、「お客さまから返品された商品を箱から出して棚に戻すように」と言われ、箱を見て工夫の数々に驚きました。作ったのは同期のBさんでした。Aさんは、言われたままの作業しかしていなかった自分が恥ずかしくなりました。
社内では、
「新入社員は、まずは上司や先輩から言われたことを、きちんとこなすことが大切です。それを積み重ねるうちに、作業の目的、ひいてはお客さまのためという作業の意義を知り、改善する工夫を自主的にするようになります。そうすれば仕事も楽しくなるはずです」
「新入社員のころ商品を箱詰めする作業をしたことがありますが、不器用だった私は単純作業でも手を抜くことができませんでした。お客さまの元にきれいな商品をお届けするという目的がわかっていれば、単純作業という意識は持てません。どのような仕事にも意味はあると思えば工夫でき、最善の思いで仕事に向き合えるのです」
「同期と切磋琢磨して、実力を向上していくことは大切だと思います。私にもライバルがいますが、彼はお客さまが喜ぶ提案を次から次へと提出するので、刺激を受けています。同期の努力に負けないという気持ちで一つ一つの仕事にベストを尽くせば、自ずとお客さまにも努力する姿勢は伝わると思います」
という意見が出ました。
工夫は、積極的に仕事をしようとする熱意の表れです。一人前の社会人は、言われたことだけをするのではなく、自ら考えて行動しなければいけません。仕事を頼まれたときは、「頼まれ事は、試され事」と捉え、その目的を理解して全力を尽くしましょう。熱意が評価されると任される裁量も増え、仕事も楽しくなります。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」