
おはようございます。
あるところに、2人の木こりがいました。1人は力持ち、もう1人はそれほど力がありませんでした。力持ちの木こりは朝早くから夜遅くまで働き続けます。もう一人の木こりも真面目に働いていましたが、木を切るスピードは力持ちにかないません。しかし、一日が終わるころには、力のない木こりの方が多くの木を切っていたのです。彼は、時間を掛けて斧を研いでいたため、力がなくても多くの木が切れたのです。
社内では、
「自分の力を最大限に使う力持ちの木こりも、頭を使って多くの木を早く切る力のない木こりも、どちらも素晴らしいと思います。ただ力のない木こりは、自分の弱点と問題点を知っていたため、斧を研ぐという作業を取り入れたのです。何事も問題意識を持ち工夫をすることが大切です」
「私は書籍を読んだり、教室に通ったりして、自分を高めています。知識が増えることで生き方に幅が出るため、仕事にも生かされています。これからも知見を広げていきます」
「友人は日頃から趣味で英単語を覚えていました。ある日、海外転勤の辞令がありました。そんなつもりで英単語を覚えていたわけではなかったのですが、海外生活で非常に役に立ったそうです。いつどこで役に立つかはわかりませんが、日頃から自分の能力を高める努力をしておくことが大切だと感じました」
という意見が出ました。
木こりにとって「斧を研ぐ」という作業は、自分を高める鍛錬そのものです。物事に取り組む前には自分を見つめ直すことも必要です。存分に活躍するためには、自分を高める時間を持つことが大切です。そうすれば、いざというときでも実力が発揮されるはずです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」