
おはようございます。
Eさんは、大型のホームセンターで働いていました。周囲の同僚たちが「時間がない」と口にするなか、Eさんは、さまざまな工夫をして時間を作っています。たとえば、バックヤードに空き箱を運んだ後、店内に戻るついでに補充する商品や必要な道具などを持ってくるのもその一つです。小さなことの積み重ねですが、Eさんの仕事には余裕が生まれ、時間に追われることがなくなりました。
社内では、
「人には平等に24時間が与えられています。それをどのように使うかは、個人の能力や効率性によります。私は日頃から同じ場所に物を集めておきすぐに使えるようにしたり、睡眠時間を削ったりして時間を作っています。これからも時間を生む工夫をしていきます」
「企業が時間を生むには、個人の能力といった『個人資産』を組織の資産に変える必要があると思います。そのためにはチームワークが必要であり、チーム内での小さな効率化を徹底することが必要になります。時短は、組織として一丸で取り組むことが大切です」
「アルバイトをしていたとき、確認作業をくり返し行うことでミスを減らし、やり直しの時間をなくして効率化を図っていました。そうすることで別の作業ができるようになったのです。小さなことのくり返しで時間を作る方法があることを学びました。社内でも広げていきます」
という意見が出ました。
よく「忙しくて時間など作れない」という人がいます。本当に時間がない場合や、性格や能力の問題もあるかもしれません。しかし、時間を生もうとする気持ちがあれば、改善の余地はきっとあるはずです。個人の小さな工夫でも周囲によい影響を与え、仲間同士で助け合うことでさらに効率がよくなっ、結果的に職場全体で残業が減るなどのプラスの連鎖がきっと生まれるはずです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」