
おはようございます。
介護施設で働くFさんは、この仕事に就くまでは、自分のしたい仕事が何か、全くわからなかったといいます。学校を卒業してもアルバイトを転々としていましたが、ある日、近所で一人暮らしをしている高齢の女性と仲良くなりました。足が不自由な彼女のために、買い物をしたり、庭を掃除したりして彼女を支えたのです。女性が近くの介護施設に入居するときになったとき、Fさんは自分のしたい仕事があることに気が付きました。
社内では、
「好きなデザインの仕事に就くことができていますが、人の役に立っているかがなかなか実感できていません。しかし、営業の人からお客さまがとても喜んでいらっしゃったと聞くとうれしくなります。人の役に立っていることを少しずつ実感しながら、今まで以上に頑張ろうと思います」
「自分のしたいことを実現するために働く人と、誰かを幸せにするために働く人がいると聞いたことがあります。私は自分の理想を追うより、人のために働くほうがやりがいを持てると思います。進路指導や就職指導などでも、そのような点に注意しながらするべきだと感じました」
「私はいつも誰かから幸せにしてもらっていると感じます。そのため、別の場所でその幸せをおすそ分けしようと、いっそう感謝と思いやりの心を持って人に接しています。これからもその試みは続けていきたいです」
という意見が出ました。
したいことが、自分のためでなく、他の誰かの支えになる生き方は素晴らしいです。そういう志を持ちながら仕事や目標に取り組むことが大切です。そうすると自分の心が満たされていきます。誰かを幸せにする行動を実践していきましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」