
おはようございます。
Aさんは、上司から、ある資料をお客さまに郵送するように依頼されました。必要な情報を集め、資料を完成させます。文字間違いがないか何度も見直し、上司にも確認を取りました。それから何日かして、お客さまから「資料が届いていない」という連絡が入ります。慌てて確認すると、封筒はAさんのかばんの中にありました。帰りにポストに入れるつもりが、すっかり忘れていたのです。お客さまにお詫びし、急いで資料を送った後、深く反省したAさんは、作業のチェックリストを作り、一つ一つの仕事を最後まで確認しながら進めるようにしたのです。
社内では、
「私は上司から『詰めが甘い』とよくいわれます。小さな仕事でもささいなミスがトラブルにつながるので、何事も最後まで気を抜かないように注意していきます」
「プロの仕事は『水準の高い仕事をする』『お客さまに喜んでいただく仕事をする』『詰め切る』だと営業の先輩に教わりました。『詰め切る』とは、商品納品後、入金を確認することです。そこまでして詰めになるのです。どのような仕事でも最後まで責任を持って取り組みましょう」
「人がすることには失敗がつきものです。そのためにも失敗しないように、組織的にチェックする体制を整えることが大切です。小さなことからでも整備し、個人の責任だけにせず、全員でミスをカバーできる組織を築いていくようにしていきます」
という意見が出ました。
「あと少しだから、もう大丈夫」と物事の終わりに近づくと、安心感を持ってしまう人は多いのではないでしょうか。特に、あと一歩で終わりという場面では、あたかも完全に終わったかのように気を抜いてしまうことがあります。しかし、どんなことにおいても、物事が完全に終わるまでは、安易に気を抜かないことが大切です。最初から最後まで、細心の注意を払って取り組むようにしましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」