
おはようございます。
「Yさんが住む私鉄沿線の駅には、貸し傘のボックスが設けられています。ある雨の日、仕事帰りに傘を借りました。返さなくてはと思っていたのですが、つい先延ばしにしたまま数日が過ぎました。再び雨が降った夜、駅に着いたYさんは、高齢の男性が改札口で立ち尽くしているのを目にします。傘を持っていないようですが、貸し傘のボックスは空でした。Yさんは「僕が傘を返さなかったせいだ」と反省しました。
社内では、
「自分が借りた傘を返さないことで、どこかの誰かが困るという想像力を持つことが大切です。誰かが返すだろうと考えず、貸し傘も人の傘と考えて、すぐに返却するようにします」
「無料の貸し傘サービスは、条件を付けないと戻ってこないことが多いと聞きます。住所と名前を書かないと貸してくれないところもあるそうです。飲食店などの傘置き場に置いていても持ち帰られることがあるので、持っていかれないように名前を書くなどの工夫をすると共に、自分が借りる場合は相手のことを考えるようにします」
「北海道新幹線が開業した2016年3月、函館駅で貸し傘のサービスを始めましたが、2300本の傘のうち2100本が返ってこなかったため2017年に廃止になったというニュースを見て、モラルの低さを感じました。観光客が記念に持ち帰ったなど、さまざまな理由があるかもしれませんが、みんなが誰を助ける気持ちを持つことで、日本人も観光客もよい気持ちになれると思います」
という意見が出ました。
貸し傘サービスは、全国の駅や施設で行われていますが、その返却率は非常に低いそうです。一人一人に他人を思いやる気持ちがあれば、傘は減ることはありません。自分さえよければよいという利己心をなくし、みんなで支え合う社会をつくりましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」
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