
おはようございます。
「役者をやっていて一番うれしいことは、おれと一緒のシーンに出たやつがよく見えること」。そう語るのは、個性派俳優として知られる火野正平さんです。長年の芸能活動において、主役も多々務めた火野さんですが、自分が目立つことよりも、共演者を輝かせることに、価値を見いだしているのがわかります。職場においても、上司なら部下を、部下なら上司を輝かせてこそ、実力の高い人ではないでしょうか。
社内では、
「目立ち過ぎないけれども存在感があり、注目を浴びながらも周りをサポートできる心遣いのできる人は、周りをしっかりと見て、みんなの個性をきっちり判断して生かせる人だと思います。人のフォローをできる人は、他の人からも協力されると思うので、目配り気配りのできる人になるよう努力します」
「映画賞で助演賞があるように、主役を引き立て、映画全体を引き締める人に賞が用意されています。それは『小さな仕事や脇役のような仕事でも評価している人は必ずいる』ということです。人がしないようなことを進んで実践している人を評価できる目を持つことが大切です」
「学生時代、野球をしていました。誰かの犠打で得点が入って試合に勝ったときは、脇役の活躍のすごさに感動しました。4番のような主役だけでなく、誰かの小さな貢献を褒めるようにしたいです」
という意見が出ました。
仲間のやる気を引き出したり、職場の雰囲気を明るくしたり、周囲の人を輝かせることができる人は、実力の高い人といえます。共に働く人がよりよい結果を出せるよう努力することは、非常に重要な仕事だといえるでしょう。自分が認められることだけに価値があると考えがちです。しかし、誰かを引き立て輝かせることに大切な意義があります。それができるということは、素晴らしい才能なのです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」