おはようございます。
アイドルグループAKB48で活躍した高橋みなみさんは、グループを卒業するまで「総監督」という役割を果たしてきました。総監督は、メンバーのまとめ役というだけでなく、劇場支配人やプロデューサーなどとの打ち合わせにも出席します。華やかに見えるタレント活動の裏方ともいえる存在です。当初、自分の苦労や重責を引き継ぐことをためらいましたが、最終的に適任者を選び、1年間をかけて引き継ぐことを決めたのです。
「経営者をはじめとしたリーダーの役目は、経営はもちろん、目標を立てその達成に導くことなどさまざまです。なかでも後継者選びは会社の将来に関わるため、重要な仕事といえます。丸投げにするのではなく、後継者の資質を見抜き、良い状況を作って引き継ぐ準備をすることが使命だと思いました」
「これまで後任を育ててきました。うまくいったこともあれば、うまくいかなかったこともありました。部下の力量を見極め、そのポジションにふさわしいか、余分な業務はないかを、思いやりの心を持って見ていくことが必要だとあらためて気づきました」
「AKB48のようなアイドルに関するリーダー論を取り上げるのは珍しいと思いました。リーダーを取り上げるとき、人を引っ張る力や周囲の状況を見られる力といった技量について説明されることが多いですが、後任者の気持ちを考えることにリーダーの資質を見出した秋元康さんの見識に感心しました」
という意見が出ました。
プロデューサーの秋元康さんは、高橋さんのリーダーの資質を見ました。「リーダーとは、思いやる気持ちから始まるのです」と秋元さんは語ります。単にバトンを渡すだけでなく、後継者のことを思いやり、新しい時代を作る手助けをしていくことが、リーダーの役割だといえるでしょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」
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