おはようございます。
ネットショッピングの普及により、宅配便全体の需要が高まっているせいもありますが、消費者が「再配達はあたりまえ」だと思っていることも再配達の増加の一因といえます。与えられたことを「あたりまえ」だと受け止め、相手への配慮を忘れることがよくあります。部下は上司の都合に合わせてあたりまえ、上司は部下を育てるのがあたりまえ、企業はお客さまのいうことを聞いてあたりまえ……。感謝を忘れていませんか。
社内では、
「メイクをしていないから居留守を使うなど、無用な再配達が増えている気がします。お客さまだから何をしてもいいという利己的な考え方では、宅配業の仕組みそのものが崩壊すると思います。商品の到着日には家族に受け取ってもらう、再配達を指定した時間には在宅するなど、相手のことを考えた行動を心掛けましょう」
「『お客さまは神様です』とよく聞きますが、理不尽すぎる思いやりに欠けた提案などは聞き入れない勇気も必要だと思います。一方、お客の立場ならば過剰なサービスを求めないことも必要です。自分も周囲も気持ちよくなれる関係を築いていきましょう」
「先日、暑い中、何度も配達に来てくれたドライバーさんに冷たい麦茶を出したところ、非常に喜んでくれました。ありがとうと言ってもらったのですが、こちらの方こそ感謝の気持ちでいっぱいになりました。ドライバーさんの努力で商品が家に届くことに感謝して、相手の負担を減らすことを考えるようにします」
という意見が出ました。
仕事や日常生活において、それぞれに与えられた役割を果たすことは大事です。しかし、「あたりまえ」を大義名分にして、思いやりに欠けた要求をしては、相手への負担が大きくなるばかりです。まずは「あたりまえ」を手放して、「感謝」の気持ちを持ちましょう。「ありがとう」の思いがあれば、周りの人もあなた自身も気持ちよく物事が進められるはずです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」