Sさんは妻と2人の子どもと暮らしてています。共働きのSさん夫妻。
細かいことが気になるSさんは、イライラしたときなど、妻のミスが許せないのです。
会社で先輩にその話をすると、「家族のなかで一番たくさんお皿を割るのは誰か知っているかい。
答えは奥さん。それは一番たくさん台所仕事をしているから」との答え。
率先して物事に取り組む回数が多いほど、ミスの確率が高くなるのも事実です。
その場合、相手を責めるよりも、その努力を認め、再発防止に協力する姿勢が大切です。
社内では、
「その仕事に携わる回数が多い人は、頑張っているからこそ、ミスが起きてしまうのです。その人を責める前に、努力を認めたうえで、ミスの起きない体制をつくりましょう」
「医師など人命に関わる仕事では、どんなものでもミスはあってはいけません。プロと認められる仕事には、ミスは許されませんが、やはり人はミスをしてしまうものです。管理体制などを整備し、ミスをなくす努力をすることが大切です」
「妻は家事と仕事を両立してくれていて感謝しています。できることを少しでも助けて、妻の負担を減らせるように心掛けます」
という意見が出ました。
共働きをしていても、片方に負荷がかかっている場合があります。そのようなときは相手ができていないことを責めるのではなく、してくれている行動自体に感謝し、仕事配分を考え直すなど、失敗が起こりにくい体制をもう一度見直しましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」