元巨人の投手だった西本聖さんは、ある試合で打席に立った衣笠祥雄さんの左肩にボールをぶつけました。骨折していた衣笠さんは、翌日、試合でフルスイング。三球三振。
「1球目はファン、2球目は自分、3球目は西本くんのために振りました」と衣笠さん。
それを聞いた西本さんは「あれほど驚き、感動し、感謝した三振はありません」と。
衣笠さんの野球に取り組む姿勢は、多くの人を感動させました。勝負の結果や損得勘定よりも大切なことがあるのです。
社内では、
「西本選手を救う言葉を伝えられる衣笠さんの心の広さを感じました。感謝の気持ちは、受けた人にも感謝の心を生み、伝播していくものだと感じました」
「損得勘定で人と接したり、結果だけを求めたりしてしまいがちです。相手のことを気づかう気持ちを忘れないようにします」
「松井秀喜さんが高校時代5打席連続敬遠されたときも、試合後のインタビューで相手選手を責めず、怒りを抑えていました。人間的に大きい人って若いときからすごいと思います」
という意見が出ました。
今年4月に亡くなった衣笠祥雄さんが鉄人と呼ばれるだけの、器が大きな人間だったことがわかる話です。私たちも、生き方で周囲の人を勇気づけられる人を目指しましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀