広告代理店で営業をしているNさんの体験談です。テレビ番組のCMを放送局に送る作業をしていたとき、ある地方で放送してはならないCMを流しているのに気づきます。
調べると、放送していた期間は2年半。気づいている人もいないので黙って正しいCMに差し替えればという意見が出ました。しかし、上司のAさんは、
「すぐにお客さまのところへ行こう。契約がなくなるより、正しさを失う方が損失が大きい」と言いました。
スポンサーから信頼を勝ち取り、そのスポンサーはナンバーワンの得意先になりました。
社内では、
「以前、事故がありました。上司に相談したところ、Aさんと同様、すぐに謝罪し、商品を差し替えようと言われました。上司のような誠実な人になろうと思いました」
「失敗や失態を知っていながら黙っているのは、浅はかだと思います。プライドを持って仕事をしていきたいです。」
「ビジネスは人です。担当が変わると仕事がなくなることもあります。誠意ある対応をする人に、人は信頼を寄せます。信頼される人材を目指して、正直第一で頑張ります」
という意見が出ました。
悪いことや失敗などは、時として隠してしまった方がいいと思うことがあります。しかし、そのようなことは往々にしてばれ、信頼を一気に失墜してしまう原因となります。何事も正直であることを心掛け、誠意を持って対応しましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀