舟に乗った旅人が、嵐に遭いました。
「神さまどうかお助けください」と祈ると、
遠くに島が見えてきましたが、うつむく旅人は気づきません。
また、他の船が近くを通っても、
乗り移れそうな丸太が流れてきても、
旅人は祈るばかりで何もしません。
とうとう神さまが旅人に声を掛けました。
「何度もチャンスを与えているのに、どうして助かろうとしないんだ」
「『これがチャンスだ』と言ってくださらないとわかりません」
チャンスはただ待つのではなく、自ら気づいてつかむ努力が大切です。
社内では、
「『ピンチはチャンス』という言葉どおり、困った状況にこそ、成長するヒントがたくさんあります。悩んだときこそ素直になり、アドバイスや忠告を受け取ることが大切だと思います」
「海外で勉強していた経験があります。日本人のなかで英語がうまくなる人は、周囲の人と話すチャンスを生かしていた人でした。『できない』と落ち込む前に、自分にできることを探すようにしたいです」
「自分で気づいて行動を起こすことが大切だとあらためて思いました。チャンスがあっても成功するかどうか保証はありません。それでも勇気を出して行動できるようにしたいです」
という意見が出ました。
窮地に陥ったときは余裕がなくなり、視野が狭くなっているものです。打開するチャンスや誰かの優しさが見えなくなることもあるでしょう。大切なのは、それらに自ら気づくことです。自ら気づき、行動を起こすことで道が開けていくはずです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」☀