大阪市大正区の木津川にかかる大正橋には、「大地震両川口津波記石碑」という石碑が立っています。
江戸時代後期の1854年の安政南海地震により発生した大津波は、大阪湾から河川をさかのぼり、多くの犠牲者を出しました。
148年前の宝永地震の被害の教訓を生かせなかった安政の世の人々は、慰霊と後世の人々への戒めを目的に、石碑を立てたのです。
社内では、
「昔は何かを伝える手段は、紙や木などが主流でしたが、災害の被害を伝えるにはそれらでは不十分ということで、石など頑丈なものにしたと聞いたことがあります。過去の教訓を日頃から知識として吸収しておこうと思います」
「先日の台風で会社の周囲も大変な被害がありました。会社の前の川も氾濫寸前でしたし、公園の木々も折れていました。台風の恐ろしさを実感しました」
「台風や地震のニュースを見て、あらためて事前の準備と防災意識の向上を再認識しました。住んでいる町のハザードマップを確認するようにします」
という意見が出ました。
先人の教訓や技術、ノウハウを失わないためにも、地域や組織が協力し、過去の記憶を次の世代へと遺す取り組みが必要です。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀