スウェーデンに本拠地を置くボルボ・グループは、自動車ブランドで有名な企業です。1959年世界で初めて3点式シートベルトの実用化に成功しました。
ボルボは、誰もがこの技術の恩恵を得られるように特許を無償公開しました。以来、このシートベルトは100万人を超える人々の生命を救ったといわれています。
人も企業も、持っている力をどのように生かすかで、その真価が問われます。「世の中の役に立ちたい」という思いこそ、多くの人を幸せにするのです。
社内では、
「ボルボが特許を自社だけのものとしていれば、利益を得ることができたかもしれませんが、高い名声を得て存続できる企業だったかはわかりません。あらためて素晴らしい企業だと思いました」
「明太子も同じように、ある会社がつくり方を惜しみなく周囲の店舗に教えたために、博多名物になったそうです。自分のことより地域のために、の思いが名産を生んだ好例です」
「信頼されるためには、企業も個人も自分さえよければいいという考えを持たないことが大切だと思いました。自分優先の人が多いなか、他人のことを思いやれるようになりたいです」
という意見が出ました。
素晴らしい才能や財産を持っていても、「自分さえよければいい」という考えでは社会に貢献することはできません。利益より人命を重んじた結果、ボルボは「安全のボルボ」の名声を得たのでしょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀